旧 アイアンガーヨガ in 京都

ヨガ・インスティチュート 京都駅

Yoga Institute Kyoto Station

ヨガとは? アイアンガーヨガとは?

ヨガとは……

狭い意味では、「インドの伝統的な体操」くらいに考えてよいでしょう。

広い意味では、たんなる体操の域を越え、呼吸法、瞑想、精神修養の範囲までを含み、さとり(サマーディ)の境地をめざす「生きかた」そのものを指します。

ヨガの奥義は底なしに深く、国家・民族・宗教の違いを越え、すべてを包含する懐の深さを持っています。だから、さまざまなポーズが作り出され、さまざまな流派が生まれてきたのです。

しかし、さまざまな流派の中から、「自分にとっての本物のヨガ」を見つけることは、至難の技といえるでしょう。

アイアンガーヨガとは……

ヨガは5000年の歴史を持つといわれています。しかし長い歴史の間に変貌しすぎて、なにが正統か分からなくなりました。

第二次大戦前はインド本国でさえ、ヨガは廃れていたほどなのです。そのヨガを正統派の立場から再編したのが、B.K.S.アイアンガー導師です。

東洋医学を基礎にしつつ、さらに西洋医学の知識も偏見なく取り入れ、ヨガを論理的に体系化しました。

人生のほとんどの時間を、ヨガの練習と学習に費やし、どのポーズをすると体のどこが変化し、呼吸はどう変化し、意識はどう変化するのかを、自分の体を使って一つ一つ確かめていったのです。

その経験は多くの弟子たちに伝えられて世界中に広まっており、いまや「ヨガ」といえば「アイアンガーヨガ」を指すといわれるほどに、海外では高い評価を得ています。

time

米誌『TIME』 2004年4月号

B.K.S.アイアンガー導師
Yogacharya Sri B.K.S. Iyengar

世界最高のグル(導師)の一人です。1918年(大正7年)、インド南部のカルナータカ州に生誕。13人きょうだいの貧しい家庭に育ち、幼少期から病苦に苦しむ。実姉が、近代ヨガの父と呼ばれるクリシュナマチャルヤ師と結婚。その影響で16歳からヨガを習い始める。1950年代、アイアンガーヨガはヨーロッパで支持を拡大する。1966年にヨガの聖典『ハタヨガの真髄』が刊行され、現在も多くの国でロングセラーを続けている。90歳になった現在、インド西部のプーナ市に在住し、1日3時間以上の練習を続ける毎日です。2002年、日本の旭日勲章にあたる「インド政府・パドマブシャン賞」を授与され、2004年4月号の米誌『TIME』では「世界で最も影響のある100人」の1人に選ばれる。

アイアンガーヨガの特徴

一般的にアイアンガーヨガでは、曲芸のように 体をクネクネ曲げるポーズは 多くありません。シンプルなポーズを深く掘り下げ、体で覚えてゆくことに 重点を置いています。体の硬い人ほど、上達が早いくらいです。

アイアンガーヨガの特徴は、つぎの3点です。

① すべてのポーズを、「正しい姿勢」と「精密な動き」で練習する。

② ポーズの順序を組み合わせ、つなげてゆくことにより、調和を保ちながらシークエンスを行なう。

③ ベルト、ブロック、壁などの補助道具を用いることで、誰でも無理なくポーズの練習ができる。

①「正しい姿勢」と「精密な動き」

▼背中を反らし過ぎると、腰通の原因になります。

▼壁を使うと腰が入らず、正しく体が伸びます。

▼首をねじり過ぎると、頭が緊張してしまいます。

▼大切なのは胸からの回転。首や頭をリラックス。

②シークエンスの重要性

●ポーズをリンクさせてゆくことで、体の内なる変化を味わいましょう。

▼立ちポーズ

▼座りポーズ

▼ねじり

▼後屈

▼前屈

▼上下逆

▼疲労回復

③プロップス(補助道具)

●プロップスを用いることで、正しくポーズを練習しましょう。

► 腰を伸ばすことが、このポーズのポイントなので、これでは正しくできていません。

► 空間でできない人は、壁とベルトを使うと、正しくポーズができます。